速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめ

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先日ヤフーから発表された「Yahoo! JAPAN提携・出資説明会 2013春」。

本企画はベンチャー企業等向けに提携や出資の受け入れを検討する説明会との事ですが、
業界に与えるインパクトは非常に大きいのでは無いでしょうか。ますます「爆速」が加速しそうです。

あまりのスピードに着いていけないので(笑)、あらためて経営体制の刷新後、驚異的なスピードで次々と新展開を発表するヤフーの爆速っぷりを振り返ってみたいと思います。



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「Only one戦略」「異業種最強タッグ」「未踏領域への挑戦」

今回の社長交代を「第二の創業」と位置づけるヤフー。
Only one戦略」「異業種最強タッグ」そして「未踏領域への挑戦」という3つの大きな戦略を掲げています。



 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめ

まず、様々なサービスを「自前で」提供してきたこれまでの戦略(ポータルサイト2.0)を見直し、世の中のトップのサービスのみが集まったサイト(ポータルサイト3.0)を目指すのが「Only one戦略」。

この戦略に基づいて既存事業に「ヤフー番付」を設け、その上位20サービスに自社リソースを集中させるそうです。逆になかなか勝てない領域に関しては先行する競合他社と積極的に提携する方針で、これまでにも数多くの提携を発表しています。

また、別の業界で圧倒的な力を持つ企業と連携することでイノベーションを起こし、新たな価値を提供していくという考え方が「異業種最強タッグ」とのこと。

後述するCCCとの連携によるO2Oサービスの強化や、アスクルとの連携による物流の強化など、互いの強みを生かして強力なシナジーを発揮するという戦略のようです。

加えて、海外市場への投資や海外企業との国内ジョイントベンチャー設立、その他新領域への進出を推進するのが「未踏領域への挑戦」という方針とのことです。



「Only one」戦略の事例

上記戦略による展開事例を、発表されている内容から拾いつつ双方の提携メリットをまとめました。



ヤフーとクックパッドが提携 Yahoo!JAPANトップページから誘導(2012年6月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめこの提携により、Yahoo! JAPANのトップページにクックパッドへの導線が追加されました。また、それに伴い「Yahoo! レシピ」は閉鎖されたようです。

他にも、クックパッドが提供する有料サービスの決済手段にYahoo!ウォレットを導入すること、クックパッドの広告枠の一部をヤフーが販売することも発表されています。

サービス 提携のメリット
ヤフー 「Yahoo! レシピ」に費やしていたリソースを他の戦略事業にシフトできる。
クックパッド ヤフーからの流入によるトラフィック増加と新規会員獲得(獲得コスト削減)




ヤフーと食べログが提携。Yahoo!JAPANから誘導(2012年8月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめYahoo!JAPANのトップページに食べログへの導線が追加。また、食べログの情報をYahoo!JAPANの検索結果や「Yahoo!ロコ」内でも表示するとの事。

ヤフー側にとって戦略的な提携で非常にメリットが大きいと感じます。

サービス 提携のメリット
ヤフー 食べログで発生した広告収益のレベシェア、スマホ版の食べログ有料課金ユーザー獲得での収益。及び「Yahoo!ロコ」との連携による「O2O」戦略の推進。
食べログ ヤフーからの流入によるトラフィック増加と新規会員獲得(獲得コスト削減)




ヤフーとnanapiが業務提携–Yahoo! JAPANトップページから誘導(2012年9月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめハウツー共有サービス「nanapi」に投稿された記事が、Yahoo! JAPANトップページの「みんなのアンテナ」コーナーの紹介対象に加わるとのこと。
また、ヤフーからのトラフィックで発生した広告収益を分配するようです。

Yahoo! JAPAN内のCGMコンテンツ拡充を目的とした提携のようですが、特にnanapiにとってはサービス拡大につながる素晴らしい提携ですね!

サービス 提携のメリット
ヤフー Yahoo! JAPAN内のCGMコンテンツ強化
nanapi サービス知名度の向上。ヤフーからの流入によるユーザー数増加と広告収益の向上




ヤフーがクロコス買収、ソーシャルメディア向け広告を強化(2012年8月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめFacebookを活用したマーケティング支援サービスを展開するクロコス社をヤフーが買収。Facebookからマーケティングデベロッパー認定を取得しているクロコス社の獲得によって、ソーシャルメディアマーケティングの強化を図るという狙いはもちろんのこと、(超個人的な感想ですが)クロコスの創業者で元楽天執行役員の小澤さんというスーパースターを獲得した事がヤフー社にとっての最大のメリットのように思います。

サービス 提携のメリット
ヤフー ソーシャルメディアマーケティング分野の強化、人材獲得
クロコス ソーシャルメディア上でのキャンペーン参加者と利用企業の増加




ヤフー、自動車サイトのカービューを約30億円で子会社化(2012年12月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめヤフーの親会社であるソフトバンクが筆頭株主のカービューを、30億円で連結子会社化したとの事です。自前で運営する「ヤフー自動車」が業界2位に留まる中で、今回の「Only1戦略」からカーライフ情報サービスにおいて圧倒的なシェアを獲得すべく、業界トップのカービューを直接傘下にしたようです。

サービス 提携のメリット
ヤフー カーライフ情報領域における圧倒的なシェアの獲得
カービュー 注力事業のSNS「みんカラ」とヤフーショッピング連携による収益増加





「異業種最強タッグ」の事例

名前だけ見ると「キン肉マ◯」を連想してしまう戦略ですが(すいませんw)、
これだけ大きな規模の提携を短期間にいくつも実行させている事実に改めて驚きます!



ヤフーとCCCがポイントとIDを統一(2012年6月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめこちら、個人的には一番驚きました。Yahoo! JAPANとCCCが戦略的資本・業務提携を行い、「Yahoo!ポイント」が「Tポイント」に。
また、CCCのTポイントサービスのログインIDを「Yahoo!JAPAN ID」に統一することで、「リアルとネットを横断した最大の共通ポイント」確立を目指すとの事です。

なお、発表はされていませんでしたが、仮に両社が持つネットとリアルでの購買履歴、行動履歴といった会員データ連携が実現されたらスゴい事ですね。

サービス 提携のメリット
ヤフー Tポイント連携に伴うO2O推進、Tポイント利用による既存事業の利用者・利用率向上
「Yahoo! JAPAN ID」への統一による会員数の向上。
CCC Tポイント利用者・利用率の向上、ネット領域の強化




ヤフーとアスクルが資本提携し「LOHACO」(ロハコ)を開始(2012年10月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめ社長交代後、初の大型提携案件。ヤフーがアスクルに約330億円を出資してECサイトの提供を行うと発表され、話題を集めました。
なお、提携発表時は仮称で「ヤスクル」と言われていましたが(笑)、10月に「LOHACO」という名称でサービスが開始されています。
先日書きましたが、楽天が物流を強化していく方向であるのも、今後のEC戦略において物流網の整備が不可欠になってくるという事からだと思います。

その点、アスクルの協力な物流体制を手に入れたヤフーはまさに「異業種最強タッグ」を組んだと言えるのでは無いでしょうか。Y!ショッピングの利用時にも翌日配送が実現されると競争力が高まりますね。

サービス 提携のメリット
ヤフー 物流、配送システムの獲得によるECサービス強化
アスクル ヤフーとの連携によるBtoCサービス領域への進出




ヤフーとローソンがネット宅配事業へ参入、月会費無料で食品や日用品を全国配送(2012年12月)

 速すぎる!ヤフーの爆速っぷりまとめヤフーとローソンがネットスーパー事業に参入し、新サービス「スマートキッチン」を開始すると発表。会費が無料で首都圏なら送料も無料との事です。
ネットスーパー事業は楽天も新規参入した分野で、今後の成長が見込める市場だと思われますので、非常に注目のサービスですね。

サービス 提携のメリット
ヤフー ローソンの商材調達力、開発ノウハウを生かしたネットスーパー事業の早期事業化
ローソン ヤフーのトラフィックを生かしたネット領域での新たな収益源の創出



「未踏領域への進出」事例

上記二つに比べ分類がやや明確では無いのですが、その他の買収や展開をまとめました。



ヤフー、インドでスマホ向け検索サービス(2012年6月)

親会社のソフトバンクが提携するインドの総合企業バルティ・グループと合弁会社を設立し、スマホ向けのポータルサイトを展開すると発表。

ヤフーが「YJキャピタル」を設立しVC事業に参入(2012年9月)

上記でも述べたクロコス創業者の小澤隆生氏が投資責任者に就任。直接の接点はありませんでしたが、楽天社内で氏にまつわるエピドードを過去何度も耳にしました。冒頭で記載した「出資・提携説明会」という過去に類を見ない取り組みについても、小澤氏が主導されたのでは無いかと勝手に推測しています。

ヤフーが金融事業に参入 サイバーエージェントFXを買収(2012年12月)

業界3位であるサイバーエージェントFXの全株式を約210億円で買収し、金融事業に乗り出すというニュース。レバレッジ規制の影響で取引高が横ばいとなっているFX市場ですが、ヤフーのトラフィックやポイントを活用することで伸びしろアリと判断したのでは無いでしょうか。

ヤフーが「KAKAO TALK」のカカオジャパンと資本・業務提携
(2012年10月)

土屋アンナさん出演のCMが話題の無料通話&チャットアプリ「カカオトーク」。LINE追撃なるか。

ヤフーが「DECOPIC」のコミュニティファクトリーを買収(2012年9月)

デコ系スマホカメラアプリの「DECOPIC」を展開するコミュニティーファクトリーの全株式を取得。スマホ領域の中でも存在感を増すカメラアプリを手中にしました。一部報道では「およそ10億円」の買収金額とのこと(定かではありません)。

ヤフーとGREEが包括的業務提携(2012年11月)

DeNAもヤフーとの業務提携拡充を発表、スマホ拡充(2012年11月)

ヤフーがグリーとの包括的業務提携を発表した翌日、今度はDeNAとの業務提携拡充を発表して業界を賑わせたのは記憶に新しいところ。スマホ領域に注力するヤフーとしては、ソーシャルゲーム分野において両社との提携により活路を見いだす方向性なのではないかと思います。



という訳で、ヤフーさんすごい!としか言いようの無い圧倒的なスピードとスケールでした。
本当はもっと簡単にまとめようと思ってたんですが、数が多すぎて長文になってしまいました。。
拾いきれていない情報があるかもしれませんが、ご容赦ください。

今後も、ヤフー爆速の成果を引き続きウォッチしていきたいと思います!

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