【2017年動画ビジネスの行方】Bizcast渡邉代表に聞く、YouTuberを活用した動画プロモーションの今後

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 【2017年動画ビジネスの行方】Bizcast渡邉代表に聞く、YouTuberを活用した動画プロモーションの今後

2016年、冬の京都。


IVSが開催された日の夜に、

業界関係者と祇園のバーで飲んでいた時のことだ。


カウンターでワインを飲んでいた私の肩越しから、

ふと声が聞こえてきた。



「K光さんが来たよ」



振り返ると、、

そこにはどう見ても某氏とは別人の男が立っていた。


・・少し間を空けて男が何かを話し始めた瞬間、

全ての謎が解けた。



彼の名は、渡邉拓。

某氏のモノマネで京都に感動と興奮をもたらしたその男は、
YouTuberと企業をつなぐプラットフォーム事業を運営する起業家だ。

当ブログで連載する企画「2017年動画ビジネスの行方」では、飛躍するYouTubeプロモーション領域についても調査すべく、渡邉氏にお話を伺うことにした。

第一回【2017年動画ビジネスの行方】動画制作LOCUSの代表、瀧氏に聞きました
http://cybertimes.info/marketing/movie/movie2017-locus/
第二回【2017年動画ビジネスの行方】女性向けメディアの連続起業家、HowTwo!龍川氏に聞く分散型メディアの今後
http://cybertimes.info/marketing/movie/movie2017-howtwo/



 【2017年動画ビジネスの行方】Bizcast渡邉代表に聞く、YouTuberを活用した動画プロモーションの今後

株式会社Bizcast
代表取締役 渡邉拓

慶應義塾大学大学院理工学研究科卒。専門は動画像処理・画像工学・VR。在学中よりベンチャー企業の社内新規事業の責任者として、日本初のマンション向け電気自動車カーシェアリング事業の立ち上げとグロースに貢献。2014年7月には自身の会社としてBizcastを創業。元々の研究対象だった動画分野、そして友人がYouTuberだったこともありBitStarの事業の立ち上げに至る。


YouTube向けプロモーション市場について

柴田「2016年のYouTubeを取り巻く環境について振り返って頂けますか?私はこれまでこの領域に全く関わって来なかったので、ユーザーの構成や広告市場など、どういう状況になってきているのか知りたいなと思いまして。」

渡邉「YouTube自体も前年比60%で伸びていると聞きますし、マーケットとしては非常に伸びているなという印象です。要因としては、やはりスマートフォンとソーシャルメディアの普及によって、スマホで動画を見る若年層のアクティブユーザーが年々増えてきたからだと考えられます。」

柴田「広告主や企業視点ではどうですか?」

渡邉「広告マーケットも視聴者の増加に伴い、成長しています。今まで企業とのタイアップをやっていなかったYouTuberの方々も、企業タイアップを実施するようになった年かなと思います。私たちが始めた2年前だとタイアップを実施したことの無い方々が多かったのですが、今では一定の広告マーケットができていると実感しています。」

柴田「YouTuber自体も広告主も双方、増えてきているんですね。2017年以降も数は増え続ける見通しですか?」

渡邉「YouTuber自体が、成功事例や憧れの存在になるような方々が出てきているため、どんどん新しいYouTuberが増えてくると考えられます。子供のなりたい職業ランキングにランクインしたりもしていますし。また、他のプラットフォームで有名だった方々もYouTubeにどんどん流れてきていたりもしています。」

渡邉「広告主側も成果が見合うことが分かってきているため、増加してくると思われます。既存の広告手法における単価の値上がりや、効果が出なくなってきたタイミングで検討されることも増えてきております。広告主側が新しい広告手法を求めていると感じます。」

YouTuberプラットフォーム「BitStar」

柴田「それだけ影響力も持つようになると、企業も無視できなくなってきている、というところでしょうか。御社のサービス「BitStar」はそんなYouTuberと企業をつなぐマッチングプラットフォームとのことですが、現在の登録YouTuber数はどの程度いらっしゃいますか?」

 【2017年動画ビジネスの行方】Bizcast渡邉代表に聞く、YouTuberを活用した動画プロモーションの今後


渡邉「BitStarでは1,000フォロワー以上のYouTuberしか登録できないようになっているのですが、現在登録者は1,300名にのぼります。」

柴田「多いですね。YouTuberは男性が多いイメージを勝手に抱いていますが、男女比率はどの程度なのでしょうか?」

渡邉「男性が8割程度です。」

柴田「出稿の多い広告主の業種を教えて頂けますか?ゲームアプリ等がメインなのでしょうか?」

渡邉「ゲームや非ゲームのアプリ案件が以前は多かったですが、最近ではゲーム以外の領域も非常に伸びています。」

柴田「ゲーム以外と言うと?」

渡邉「ゲーム以外も色々ありますが、それは秘密です!笑」

柴田「そうですか・・気になりますね。。ちなみに御社では、広告主に効果測定・分析レポートまでご提供されているんですよね?広告主は主にどんな指標で広告効果を評価されますか?クライアントが何に期待をしているのか教えてください。」

渡邉「アプリの会社様であれば、CPI、継続率、課金までみられており、私たちのプロモーションは上記の指標において一定のご評価をいただいております。アプリ以外の会社様であれば、認知を増やしたいのか、会員登録数を増やしたいのか、購入数を増やしたいのか、成果地点を事前に決めた上で実施するのですが、一定のご評価をいただいております。」

YouTuber活用プロモーションのポイント

柴田「なるほど、幅広い業種や目的にも対応できる広告メニューという訳ですね。それらの成果を出すためには、広告主のニーズと適切なインフルエンサーのマッチングプラットフォーム、目的に沿った企画やクリエイティブが必要になると思います。御社が企画に関わるケースもあるかと思いますが、そういった案件は多くなってきてますか?また、効果の出やすい企画やクリエイティブなどのポイントなどがあれば教えてください。」

渡邉「企業とYouTuberの自動マッチングのニーズも増えておりますし、我々が企画に携わる案件も増えてきております。」

渡邉「効果の出やすい企画に関しては、ポイントが10個ほどあります。」

柴田「おお、ぜひ教えてください!」

渡邉「まず1つ目は、視聴者を巻き込む企画です。ゲームであれば、マルチプレイの機能に注目したとして、視聴者の方と一緒にゲームができる企画であったり、リアルイベントのPRであれば視聴者とのファンMTGによるコラボなど、様々な視聴者巻き込みが考えられます。」

渡邉「2つ目はYouTuberコミュニティを理解することです。同じジャンルでも多くのコミュニティがあって、誰と誰が仲が良いのか、そうではないのか、といったところまで把握していると企画が立てられやすくなります。」

渡邉「3つ目は配信コンテンツとPR対象の商品・サービスとの相性です。普段、公開している動画企画の中でも、各YouTuberさんに鉄板企画があったりするので、そこを踏まえた企画などは伸びやすいですね。」

渡邉「・・などなど、ポイントは他にもたくさんありますので、ご興味ある方は直接聞いていただけたらと。笑」

柴田「笑。ありがとうございます!動画一件あたりの広告費ですが、出稿が多い金額帯はどの程度ですか?」

渡邉「金額については秘密ですね。ただし、お客様の課題や獲得したいユーザー数に応じて出稿金額を決めている感じです。」

柴田「なるほど。それから、御社は完全成果報酬プランもリリースされていますね。これはロングテールのYouTuberをマネタイズするのと、新規クライアントの獲得という意図だと勝手に推測しました。」

渡邉「そのような側面もあるかと思います。」

柴田「国内のMCNなど同業他社と比較して、御社が差別化を図っている部分や、広告主から評価されているポイントについて教えてください。」

渡邉「大型案件に関しては、培った実績をもとに広告主の課題解決視点にて、企画からインフルエンサーの選定、効果分析まで含めた最適なご提案ができるのが1つ。加えて弊社のプラットフォームを活用することで、少額単価の案件を効率的に実施することが可能な点が評価いただいているポイントかと思います。」

柴田「それでは最後の質問です。今後はYouTube以外のプラットフォームへも展開される予定はありますか?」

渡邉「はい。あくまでYouTubeがメインの軸ではあるのですが、弊社インフルエンサーが他のプラットフォームでも活躍している事例が出てきておりますし、弊社のマッチングプラットフォームに関してもYouTube以外でも少しずつ企業様とのタイアップを増やしていきたいと考えております。」

柴田「非常に勉強になりました!ありがとうございました。」

渡邉「ところで、この連載企画のゴールは何ですか?どこに向かっているのかなと。笑」

柴田「え、あ、いや。個人的に動画市場について知りたいなと思っているだけです。いきなりYouTuber領域に参入したりするつもりは無いですよ。強いていえば、最後はぜひK光さんに総括として動画ビジネスを語ってもらうのがゴールというか目標です。」

渡邉「それ、私も聞きたいです!」

柴田「ではもし受けて頂けることになったら、インタビュアーをお願いします。笑」

渡邉「笑。楽しみにしています。ありがとうございました!」

柴田「ありがとうございました!」

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