【書評】「2回以上、起業して成功している人たちのセオリー」 – 連続起業家が実践している8つのセオリーとは

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 【書評】「2回以上、起業して成功している人たちのセオリー」   連続起業家が実践している8つのセオリーとは  【書評】「2回以上、起業して成功している人たちのセオリー」   連続起業家が実践している8つのセオリーとは
米国ではシリコンバレーを中心として、テスラ・モーターズのイーロン・マスク、オンライン決済企業スクエアのジャック・ドーシー、ソーシャルゲーム企業ジンガのマーク・ピンカスなど、繰り返し何度も起業する「シリアル(連続)アントレプレナー(企業家)」が非常に有名ですが、日本ではあまりその存在がクローズアップされることはありません。

本書『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』(博報堂ブランドデザイン)は、国内における21人の連続起業家に注目し、連続起業家が実践している共通項(セオリー)をひも解くという内容です。7名のインタビューと、14名の言葉が掲載されており、まとめとして8つのセオリーにまとめられています。

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連続起業家へのインタビュー

本書では、来店してポイントが貯まるサービス「スマポ」を運営する株式会社スポットライト代表取締役の柴田陽さんや、今をときめく「パズドラ」を展開するガンホーや、スタートアップ支援プログラムを展開するMOVIDA JAPANなどで社長を務める孫泰蔵さん、無料ネットショップ作成サービス「BASE」などを生み出した「Liverty」というチームを率いる家入一真さんなど、以下7名の連続起業家へのインタビューが掲載されています。

  • 孫泰蔵氏(MOVIDA JAPAN)
  • 家入一真氏(Liverty)
  • 守屋実氏(ケアプロ、ラスクル)
  • 柴田陽氏(スポットライト)
  • 金澤悦子氏(はぴきゃり)
  • 飯野司氏(Win-Win Partners)
  • 高橋研氏(アルヴァスデザイン)

それぞれ非常にユニークな経歴と起業に対する考え方を持っており、非常に引き付けられる内容でした。

特に、一番最初に掲載されている柴田陽さんのインタビューはめちゃくちゃ興味深い内容ばかりで大変参考になりました。東大からマッキンゼーに進み、途中で1年間休職して2つの会社を立ち上げ、ともにバイアウトさせた後に、マッキンゼーを退職して現在のスポットライト社を立ち上げられたという、とんでもない経歴の持ち主。

「実力差はセンス×努力の差」
「運はタイミング」
「リビングデッド状態が一番のリスク」

などのキーワードが印象的でした。

連続起業家が実践している8つのセオリーとは

博報堂ブランドデザインという博報堂社内の組織において、起業家の「コトを起こす力」について分析や調査が行われた事から本書が誕生したそうですが、連続起業家へのインタビューにあたって以下の仮説が立てられたとの事です。

・日本の連続起業家には「コトを起こして成功させる」ための、共通のセオリーがある。
・そのセオリーは、一般的なビジネスパーソンでも、トレーニング次第で身につけられるものである。


この仮説に基づいた連続起業家への取材によって、本書では以下の「8つのセオリー」がまとめられています。

  1. 市場調査を信じない
  2. 事業計画にこだわらない
  3. キャリアを積み重ねない
  4. 度胸で勝負しない
  5. 運がいいと信じている
  6. 「なにを」より「だれと」
  7. 「弱み」に徹する
  8. 「競合」より「協業」


この中で個人的に面白いなと感じたのが、「運がいいと信じている」というセオリー。

これは単純にポジティブシンキングだ、という訳では無いようです。本書によると、ケガをしたときに「ケガはしたけど命は助かった。よかった」と考えるのが一般的なポジティブシンキング。一方で、「ケガをした。これはチャンスだ」と発想するのが連続起業家だとの事です。

そういえばサッカー日本代表の本田選手も、2011年に膝の故障で戦線離脱をした際に「逆にチャンスだ」という発言をしてびっくりした記憶があるのですが、身の回りに起こる全てのことが自分自身の成長や目標の実現につながっているという発想がベースとしてあるからこそ、運を掴むことが出来るのかなと感じました。

起業を志す人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

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