【書評】元DeNA社長の著書「不格好経営」は笑えて泣ける最高の良書!

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 【書評】元DeNA社長の著書「不格好経営」は笑えて泣ける最高の良書!

DeNAの創業者であり元代表取締役社長の南場氏が、DeNA創業当時からのエピソードを綴った新著が
不格好経営―チームDeNAの挑戦 【書評】元DeNA社長の著書「不格好経営」は笑えて泣ける最高の良書!」です。

 【書評】元DeNA社長の著書「不格好経営」は笑えて泣ける最高の良書! 【書評】元DeNA社長の著書「不格好経営」は笑えて泣ける最高の良書!

「それにしても、マッキンゼーのコンサルタントとして経営者にアドバイスをしていた自分が、これほどすったもんだの苦労をするとは……。」

とご自身が語られているように、本書で書かれている内容の中心は「失敗談」なのですが、南場氏独特のユーモアを交えて表現された文章が抜群に面白い!

ところどころで笑ってしまう内容に加えて、思わず胸が熱くなる感動的なエピソードも随所に散りばめられており、もう夢中になって一気に読み進めてしまったほどの良書でした。

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不格好経営

本書は第1章から8章までの構成ですが、6章までがDeNA創業〜現在に至るエピソードとなっており、
生い立ちや仲間、立上げ期などについて以下のような興味深いタイトルで描かれています(笑)。


 【書評】元DeNA社長の著書「不格好経営」は笑えて泣ける最高の良書!
このうち「激やせラリー」についてはこちらのインタビュー記事で読んだことがあったのですが、改めて笑ってしまいました。

紹介されているエピソードのそれぞれ一つひとつに、
「仲間との信頼関係」や「事業を行う上で重要な考え方」など、
DeNAが短期間で急成長してきたことを裏付けるエッセンスが盛り込まれているように感じました。

それらエピソードが合わさることによって、一つの壮大なストーリーとなっている、そんな印象です。


第7章では、取材や講演等でお話されていることが書かれています。例えば、

・コンサルタントと事業リーダーの違い
・優秀な人の共通点
・MBAは役立つか
・女性としては働くこと

等々、学生の進路やキャリアに関して非常に参考となる内容ばかりでした。

第8章ではDeNAの現在と今後への思いを述べられており、本書の締めにふさわしい感動的な内容となっています。

これらの中でも、自分にとって特に興味深かった一節を少しだけ引用させて頂きます。

コンサルタントと事業リーダーの違い

以下は、「将来事業リーダーになりたいから経営コンサルタントを目指す」という考え方について、
それは誤解である、という記述の際に用いられていた言葉です。

本当に必要な情報は、当事者となって初めて手に入る。

だから、やりはじめる前にねちねちと情報の精度を上げるのは、
あるレベルを超えると圧倒的に無意味となる。

それでタイミングを逃してしまったら本末転倒、大罪だ。

事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、
それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる。

決めるときも、実行するときも、リーダーに最も求められるのは胆力ではないだろうか

曰く、「この案にすべきです」というコンサルタントとしての発言と、「この案にします」という経営者の意思決定はまるで別次元であり、物事を提案する立場から決める立場への転換にものすごく苦労した、という事でした。

また、実際に実行する前に集めた情報はたかが知れており、不完全な情報であっても迅速な意思決定をした方が数段勝る、とのこと。

複数の選択肢で意思決定に迷うくらいなら、とにかく実行に移す。
そして選んだ選択肢を正しくする。

結局は腹をくくれるかどうか、ということが大事だと理解。

著者はマッキンゼーのパートナー(役員)を務めたほどの方。
両方の立場(それも両方とも頂点)を経験された人の言葉はやはり重みが違いますね。

個人的にもここ最近、色々な選択肢を比較し、意志決定する機会が幾つかありましたが、
決めた道を正解に出来るように頑張るしかない、と本書を読んで思えました。
色々と悩みましたが、何だか楽になった気がしました。感謝です!

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